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12月30日の夕方。腹が減って冷蔵庫を開けると、卵が1個と、賞味期限の怪しい豆腐しかない。スマホで近所の店を調べる。定食屋は休み、ラーメン屋も休み、スーパーは早じまいの告知。残るのはコンビニだけで、それも3食連続で同じ棚の前に立つことになる。

帰省しない年末年始は、こうやって静かに詰む。

年の瀬の夕方、冷蔵庫の前でスマホの営業案内を見ながら立ち尽くす一人暮らしの後ろ姿

先に結論:3点の地図

年末年始のご飯は、12月の上旬までに「何日ぶんを何で置くか」を決めてしまえば、当日は何も考えずに済む。

3点の地図

① いつまでに:買い出しは12月の上旬、宅食の受け取りも遅くとも中旬までに終える。11月のうちに冷凍庫の空きを作るところから始める ② 何日ぶん:12/29〜1/3のうち、自分で用意する日を数える。全部の食事を用意する必要はない ③ 何を置くか:冷凍ごはん・レトルト・冷凍うどん・缶詰・汁物。調理がいらず、洗い物が少ないものから選ぶ

面倒に聞こえるよな。でも中身は、カレンダーに丸を付けて、冷凍庫を見るだけだ。順番にやればいい。

なぜ一人の年末年始は飯が詰むのか

帰省すれば、実家に飯がある。友達と過ごすなら、店を探す誰かがいる。一人だと、この2つが両方ない。そこへ年末年始の事情が5つ重なる。

店の営業日は、店ごと・年ごとに違う。だから12月に入ったら、使うスーパーと近所の店の営業案内を一度だけ見て、カレンダーに書き込んでおけ。書いてあれば、当日に店の前で立ち尽くさずに済む。

この5つの中で、自分で動かせるのは「冷凍庫」と「気力が残っているうちに動く」の2つだ。だから仕込みは11月から始める。

日数の数え方:何日ぶん用意するか

12/29から1/3までの6日間を、日ごとに「どこで食うか」で仕分ける。ここで数えた日数が、あとで買う量になる。

日付自分で用意(作らない)外食・買い出しで済ませるコンビニで済ませる
12/29〜12/30朝・昼を用意夜は開いている店があれば外で夜が空振りなら
12/31(大晦日)全食を用意期待しない予備
1/1(元日)全食を用意期待しない予備
1/2〜1/3朝・昼を用意開いていれば夜は外で夜が空振りなら

営業している店の日は「外で食えたら得」くらいに置く。当てにして用意をゼロにすると、開いていなかった日に詰む。外食は予備であって、計画の柱にしない。

数え方の目安はこうだ。6日間を3食で数えれば、18食。上の表どおりに仕分けると、自分で置くのは14食ぶん。残りの4食は、12/29・12/30・1/2・1/3の夜に店が開いていれば外で、空振りならコンビニで済ませる。この14食ぶんを、11月〜12月上旬に用意する。

11月〜12月上旬の仕込み表

置くものは「調理がほぼいらない」「日持ちする」「洗い物が少ない」の3条件で選ぶ。年末年始にフライパンを出す気力は、ほぼないと思っておけ。

状況用意するもの数量の目安(一人・6日間)
主食を切らしたくない冷凍ごはん、またはパックごはん上の表で数えた14食ぶん
温かい汁物がほしいインスタント味噌汁、フリーズドライの汁物6〜8個
主菜を作りたくないレトルトのカレー・丼の具、缶詰の魚6個前後
麺で済ませたい日冷凍うどん3〜4玉
野菜を足したい冷凍野菜、カット野菜(日持ちは表示で確認)数袋

冷凍で置くなら、入る量から逆算しろ。まず冷凍庫を開けて、空きがどれだけあるかを見る。空きがなければ、11月のうちに中身を食べ切って空ける。

詳しい置き方は冷凍庫のスペースの話にある。冷凍食品まわりの考え方は冷凍食品の記事にまとめてある。

仕込みは、冷凍庫の空きから逆算する。買う量を先に決めると、入らずに詰む。

開けた冷凍庫に、冷凍ごはんとうどんとレトルトを収まるだけ入れて並べた様子

「作りたくない」日の最低ラインと、コンビニの偏り

年末は、作りたくない日は、どこかで来る。そういう日の最低ラインを先に決めておけば、迷わずに済む。

作りたくない日の最低ライン

主食:冷凍ごはん1食 主菜:レトルトか缶詰を1つ 汁物:インスタントかフリーズドライを1杯 皿は1枚、汁椀は1つ。フライパンは出さない

これだけで食卓の形になる。

コンビニに頼る日は、選び方で偏りを減らせる。

コンビニは使っていい。ただ、頼りっきりにしない。仕込んだものがあるから、コンビニは「たまの一品」で済む。面倒で食事を抜く日が続きそうなら、食べる最低ラインの記事も読んでみてくれ。

おせちは要るのか

一人で年を越すなら、おせちを1セット買う必要はない。食いたいなら、一人前のおせちか、好きな品を1つ2つ買えば足りる。買うと決めたら、これも「届く日と冷蔵庫の空き」を先に数える。

ここでは商品は紹介しない。おせちはあくまで元日の1食を華やかにするもので、6日間の主役ではない。主役は、さっきの仕込み表のほうだ。

宅食を使うなら、届く日と冷凍庫で決める

調理済みの冷凍弁当が届く宅食なら、この6日間は温めるだけで済む。ただし年末年始に配達を休むサービスがある。だから考え方は「届く日を12月上旬〜中旬に置く」だ。

どのサービスにするかで迷うなら、宅食を何から選ぶかの記事で、冷凍庫とスキップの見方から決めるといい。冷凍弁当に飽きている人向けには、冷蔵で届く惣菜宅配のミールセレクトの記事もある。

よくある質問

Q. 年末年始は何を食べればいいですか? 考えなくていい形にしておくのが先だ。主食+汁物+レトルトか缶詰、という最低ラインを決めておく。凝った物を食べたければ、開いている店に行ける日の楽しみに取っておけ。

Q. いつまでに買っておけばいいですか? 目安は12月の上旬、遅くとも中旬までだ。11月のうちに冷凍庫を空けて、12月の上旬に買い出し、宅食の受け取りも中旬までに済ませる。きっちりした日付は、さっきカレンダーに書き込んだ店の営業日に合わせて決めればいい。

締め:数えるのは、まだ秋のうちでいい

年末年始の飯は、12月に慌てるほど詰む。カレンダーに丸を付けて、冷凍庫の空きを見て、置くものを決める。これを11月〜12月上旬のうちに済ませておけば、大晦日は何も考えずにこたつで食える。