このページには広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
一人暮らしの食費を月2万円に収めるには、削る順番がある。単身世帯(平均年齢58.6歳)の食料費の平均は月49,321円で、月2万円はその半分以下になる。だから「なんとなく節約」では届かない。先に止めるのは、惰性で入る外食とコンビニだ。その回数を決めてから、残りを自炊と宅配に配る。
月2万円台を30日で割ると1日約670〜1,000円、1日3食なら1食約220〜330円になる。この枠に何をどう入れるかを、俺が順に組んでいく。
一人暮らしの食費2万は無理か。平均と比べる
総務省統計局の家計調査(2025年)で、単身世帯の食料費は1か月平均49,321円だった。月2万円との差は29,321円。月2万円は平均の約4割にあたる。
この平均には注意がいる。対象は平均年齢58.6歳の単身世帯全体で、20代・30代の一人暮らしだけの数字ではない。費目には他の世帯への贈答品などの支出も含まれていて、自分が食べた分だけの額とも違う。ただ、月2万円が平均の半分以下だと測る物差しとしては使える。
| 月の食費 | 1日(30日で割る) | 1食(1日3食) |
|---|---|---|
| 20,000円 | 約670円 | 約220円 |
| 29,999円 | 約1,000円 | 約330円 |
平均の半分以下って聞くと身構えるよな。でも、ここで減らすのは、店で払う回数のほうだ。
食費の割合で語られるエンゲル係数は、家計調査の定義だと「消費支出に占める食料費の割合」になる。この記事では割合の目安は使わず、月の額で組んでいく。
なぜ食費が3万円を超えるのか
一人暮らしの食費が膨らむのは、外食とコンビニの回数に自分の1回の値段を掛けた額が、月に何度も積み上がるからだ。
- 月の外食・コンビニ代 = 1回の値段 × 週の回数 × 4週
- 仮に1回900円で、平日の昼に週5日なら 900円×5日×4週=18,000円
1回の値段は人によって違う。お前のレシートの額を入れて計算してみよう。この仮の例だと、昼だけで月2万円の枠のほとんどが埋まる。
「疲れたから」「面倒だから」で店に入る日は、本人が選んでいる感覚が薄い。だから回数が数えられないまま増えていく。その回数を先に紙に書く、というのがこの記事でやることだ。
月2万円台の内訳はこう組む
内訳は、予算から外食の分を先に引いて決める。残った額が、自炊と宅配に回せる分になる。
| 手順 | 式 | 仮に入れると |
|---|---|---|
| ① 月の予算を決める | — | 25,000円 |
| ② 外食の分を出す | 外食の回数 × 自分の1回の値段 | 4回 × 1,000円=4,000円 |
| ③ 自炊と宅配に回せる額 | ① − ② | 仮に25,000円 − 4,000円=21,000円 |
①の額も②の1回の値段も、お前の数字に置き換えて使う。外食を月に何回入れたいかが先にあって、それに合わせて①を決めてもかまわない。
残りを自炊と宅食(惣菜や弁当の宅配)にどう配るか。俺がよく出す型は3つある。
| 型 | 自炊 | 宅食 | 外食 | 合う人 |
|---|---|---|---|---|
| 自炊中心型 | 週5日以上 | 週1〜2食 | 月2〜3回 | 買い物と料理の時間が取れる人 |
| 自炊+宅食型 | 週3〜4日 | 週5〜7食 | 月2〜3回 | 平日の半分は帰りが遅い人 |
| 宅食中心型 | 週1〜2日 | 週10〜12食 | 月3〜4回 | 台所に立つ日がほとんど無い人 |
自炊中心型は、料理と買い物に毎週の時間を取られる。宅食中心型は台所に立たずに済むが、1食の値段が予算の枠に入るかを先に見ておく必要がある。どの型でも、③の額に収まるかは自分の値段で計算して確かめることになる。
月3万円で組んだ実際の内訳は食費月3万の内訳を見せた記事に置いてある。ここでは2万円台の枠に絞って話を続ける。

自炊で食費を削るときの段取り
自炊の出費は、買い物の前と後の段取りで変わる。消費者庁の「めざせ!食品ロス・ゼロ」が家庭向けに挙げている手を、一人暮らしの台所に当てるとこうなる。
- 買い物の前に、冷蔵庫や食品庫にある食材をチェックする(メモか、スマホで写真を撮る)
- 使う分、食べられる量だけ買う
- 作るときは、残っている食材から使う
- 野菜は冷凍したり茹でたりと下処理して、ストックしておく
ここに俺が1つ足すなら、スーパーに行く曜日を先に決めておくことだ。買う量は、冷蔵庫を見てから決める。 家庭から出る食品ロスは、環境省の推計(令和6年度)で年224万トンある。捨てた分も、払った食費のうちだ。
食材は、卵・豆腐・もやし・鶏むね肉・キャベツあたりを俺はよく軸に回す。この中から作り慣れた定番を何品か持っておくと、売り場で迷う時間が短くなる。
疲れた日に自炊できなかった自分を責める必要はない。その日は宅食かコンビニで済ませればいい。コンビニなら②の回数に1回足し、宅食なら③から出す。そうしておけば、月の勘定から外れずに済む。
削っていいのは回数。皿の数は削らない
食費を詰めていくと、おかずを1品減らしたくなる。そこは少し待ってほしい。
農林水産省の「食事バランスガイド」は、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかを示したものだ。料理は主食・副菜・主菜・牛乳・乳製品・果物の5つに区分されている。主食はごはん・パン・麺、主菜は肉・魚・卵・大豆製品、副菜は野菜・いも・きのこ・海藻だ。
- 削るのは、惰性で入る外食とコンビニの回数
- 残すのは、主食・主菜・副菜の3つの皿
月2万円台の枠を組むときも、この3つの皿は残したまま組む。栄養バランスをタンパク質・食物繊維・ビタミンDの3つで整える話は、一人暮らしの栄養バランスの記事で話した。
宅配を食費の枠に入れるときの見方
宅食を枠に入れるなら、本体の値段に送料も足して見る。1食の値段はこう出す。
- 1食の値段 =(本体の値段 + 送料)÷ 食数
この1食の値段に、月に頼む食数を掛けた額が③の中に収まるか。本体と送料の額は、頼む前に確かめておく。ここを飛ばすと、届いてから枠を越えていたと気づくことになる。
自炊できない日の受け皿として、俺が紹介しているのがミールセレクトだ。240種類以上の惣菜からメニューを選べる定期宅配で、1人分から頼める。届くのは冷蔵の惣菜になる。
ただ、食費を下げるための宅配じゃない。ミールセレクトの紹介ページでも、とにかく安く済ませたい人には冷凍弁当や自炊のほうが噛み合う、と書いた。申込画面の値段を上の式に入れて、③に収まるかを見てから決めてくれ。 向くのは、平日の半分は台所に立てない月だ。
月2万円台を続ける仕組み
月の途中で崩れるのは、使った額が月末まで見えないからだ。俺が勧めるのは、次の3つを月の初めに決めておくこと。
- 週の予算に割る: 月2.5万円なら、4週で割って1週間6,250円。週ごとに使いすぎを直せる
- 外食の上限回数を先に書く: 例えば「月4回まで」。回数が決まっていると、どの日に外で食べるかを選ぶようになる
- 月末に外食の回数だけ数え直す: ②に置いた回数と比べて、ずれた分を翌月の①か②で直す
毎日の記録が続かないなら、まず1週間だけ書き出す手もある。その段取りは食費を把握する記事にまとめた。
全部を一度にやらなくていい。最初の月は、外食の回数を数えるところからで足りる。
月2万円は、外食の回数を決めたところから組める
単身世帯の平均49,321円に比べ、月2万円は半分以下の枠だ。外食とコンビニの回数を先に決め、予算から引いた残りを自炊と宅食に配る。主食・主菜・副菜の皿は削らずに、削るのは回数のほう。
型を選ぶのは、①の予算と②の回数を自分の数字で埋めてからになる。表の仮の数字をお前のレシートの額に置き換えれば、どの型が合うかはそこで見えてくる。

惣菜定期宅配(ミールセレクト)
惣菜を選べる宅配で飽きにくさを作りやすい


