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一人暮らしで食材が余るなら、ミールキットは効く。ただし2人前で届く商品があり、調理も残る。向かない人もいる。高いのか、2人前は多くないか、お前に向くのか。順番に見ていくぞ。

食品ロスは、令和6年度の推計で年間461万tに上る。事業系が237万t、家庭系が224万tだ。数字が大きすぎて実感が湧かない。だが、冷蔵庫の奥でしなびた1袋も、この数字の中に入っている。


ミールキットは一人暮らしの「余る」に効く。届くのは1メニュー分の材料だけだ

スーパーの野菜は、1人前だけで売られていないものが多い。キャベツ半玉、にんじん3本、玉ねぎ3個。安く見えるが、使い切れなければ高くつく。

余る理由は、大きく2つある。

買った日の夜に作るつもりでも、残業が続けば野菜は冷蔵庫の中で待つことになる。食材が余る流れの詳しい話は食材を捨てる話にまとめてある。ここでは、買う単位そのものを変える手段を扱う。

しなびた野菜と傷んだ食材が並ぶ冷蔵庫の俯瞰。食材ロスの現実

ミールキットとは、Oisix の説明によれば「調理方法が記載されたレシピ」と「計量された野菜や加工食材」が届くものだ。10〜20分で主菜と副菜ができ、買い出しや材料の計量が要らない。届くのは、そのメニューに要る分の材料とレシピだけだ。

「2人前なんて多いんじゃないか」と思ったろ。その話は後でちゃんとする。まずは、買う時点で量が決まっているだけで、冷蔵庫の奥で待つ野菜が1袋減る。そこを押さえてくれ。


一人暮らしの節約なら、ミールキットと自炊はどっちが安い?

値札だけで比べると、自炊の食材は安く見える。俺なら、食べた分の単価で比べる。

100円のもやしを半分捨てれば、食べた分は200円になる。300円の野菜を3分の1捨てれば、100円をゴミ箱に入れたのと同じだ。200円のカット野菜を全部食べるほうが、150円の野菜を半分捨てるより安い。

割高に見えるものも、捨てないなら実額は安くなる。冷凍野菜、カット野菜、卵、納豆、豆腐、缶詰、パックごはんがそうだ。食べた分の単価で比べると、この差がはっきり見える。

ミールキットも同じ目で見る。計量された分だけが届くので、捨てる分を自分で見積もる必要がない。値段は時期で変わるから、俺はここで金額を書かない。比べるときは、次の2つで判断する。

安い袋を買って半分捨てる。財布にじわじわ効くのは、こういう失敗のほうだ。値札の小ささに安心する前に、食べ切れる量かを見てくれ。


スーパーで買うか、宅配のミールキットか。宅食とは別物だ

スーパーで食材を買うミールキット(宅配)宅食(調理済み)
届くもの売り場の単位の食材レシピと計量済みの食材調理済みの料理
調理自分で切る・炒める炒める・仕上げる(10〜20分。カット済みの野菜が入る)温めるだけ
余りやすさ単位が大きいと余りやすい1メニュー分ずつ届くので余りにくい食材が残りにくい
向く日献立が決まっている日週2〜3回は台所に立てる日台所に立てない日

宅食とミールキットは取り違えやすい。俺がまず言いたいのは、宅食は温めるだけで、ミールキットは包丁とフライパンを使うってことだ。ここを混同すると、届いた箱を開けてから困るのはお前だ。先に確かめておけ。


一人暮らしが食材宅配でミールキットを頼むなら、2人前・期限・頻度を見る

Kit Oisix には2人前で届く商品がある。Oisix の一人暮らし向けコラムが例に出すのも2人前のKitで、2人前を3セット頼み、1人前をその日の夕食に、もう1人前を翌日や別の日に回す使い方だ。

期限は商品によって幅がある。公式コラムでは、Kit Oisix の賞味期限はクール(冷蔵)が1日・3日・5日、フローズン(冷凍)が23日と書かれている。届いたら、期限の短いものから使う順番を決めておくといい。

定期は毎週か隔週から選べる。送料は地域と注文金額で変わる。

買う前の判断は、俺ならこの3つをそのまま当てる。

買う前に確かめる3つ
  1. 1回で食べ切れるか(2人前なら翌日に回せるか)
  2. 3日以内に使う予定があるか
  3. 使えなかったとき冷凍できるか

2人前が届いても、翌日に予定が入っていれば半分は冷蔵庫で寝るぞ。頼む前に、お前の1週間の予定を見ておけ。


ミールキットが向く人・向かない人

向く人は、こんな人だ。

向かない人も、俺にははっきり見えている。

お前が無理して続けると、届いた箱が毎週重くなるだけだ。合わないと感じたら、やめる判断も買い方の一つだ。


まず1回だけ試すなら、お試しセットの条件から入る

「オイシックスのお試し」は、次の条件で頼める。

中身と価格は時期で変わるから、俺は数字を並べない。申し込む前に、条件をオイシックスのお試しセットの条件で確かめておけ。

お前が迷っているなら、先に「向かない人」の3つを読み返してから決めても遅くない。


まとめ:完璧に使い切る生活ではなく、余りにくい買い方へ

完璧に使い切ろうとすると、疲れた日に崩れる。俺の見立てでは、最初から余りにくい形で買うほうが続く。ミールキットは、その手段の一つだ。

判断の目安は3つ。

捨てた食材のことで、お前が落ち込む必要はない。冷蔵庫は修行場ではない。飯を楽にするための場所だ。

整理された冷蔵庫。冷凍野菜・卵・豆腐・納豆が整然と並ぶ。余りにくい買い方の結果