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毎朝お弁当を作ろうとして、2週間で止まった。それはお前が続かない人間だからじゃない。設計が重すぎたから止まった。

弁当1個の裏にある6工程

弁当作りは「30分の料理」じゃない。工程を数えると実態が見える。

  1. 前夜に米を炊く
  2. 主菜・副菜を用意する
  3. 詰めて冷ます
  4. 朝に持っていく
  5. 帰宅後に洗う
  6. 翌日分を考える

料理の時間が20分でも、考える時間と片づけを足せば30〜40分は消える。これを平日5日やると、週150〜200分。月換算で10時間を超える。仕事・通勤・家事のあとにその10時間を毎月差し出す。続かない人が出るのは仕組みとして当然だ。

朝の30分は1日で一番余白がない

特にきついのが朝だ。出発までの30分に、弁当は割り込んでくる。

寝坊した日。雨でゴミ出しがある日。少し体が重い日。そのうちどれか1つが重なった瞬間、弁当は崩れる。崩れた翌日は「また昨日みたいになったら」という気持ちが加わって、さらに作りにくくなる。

弁当が続く生活は、朝に余裕がある人向けの設計だ。余裕がない人が同じペースで試みれば、必ずどこかで止まる。

前夜の余力も軽く見てはいけない。帰宅してから「明日の昼飯を先回りして考える」作業は、ただの料理ではない。夕飯を作り、弁当分を取り分け、冷蔵庫の残りが傷まないか確認する。疲れた頭にはこれが重い。

作りかけで止まった弁当箱と散らかったキッチンの俯瞰。続けられなかった現実

0か100かで考えるから折れる

ここで節約の数字を整理する。

完璧に毎日作らなくても、数字は動く。週2日でも月1,200円以上変わる。全部弁当にしようとするから途中で折れる。最初から「週2日だけ作る」と決めれば、それは計画通りだ。

逃げ道を最初から組み込む

食事は気合いではなく、逃げ道込みで組むものだ。

この4パターンを最初から混ぜておけば、弁当が作れなかった日も「予定通り」になる。弁当を作れた日は収支がプラス、買う日は織り込み済み。それだけだ。

冷凍食品・レトルト・手作り弁当が並んだテーブル。組み合わせる食事の俯瞰

今週、まず月曜だけ試す

一歩目は小さくていい。「今週の月曜、前夜に米だけ炊いておく」それだけで弁当を作れる日が1日できる。

月曜に作れたら火曜はどちらでもいい。翌週はまた月曜だけ試す。続けることより、続けやすい設計を探すほうが先だ。設計が自分に合えば、回数は自然に増える。

弁当をやめても負けじゃない。毎日飯を食う仕組みが途切れるほうがまずい。続かない方法にしがみつかず、自分の生活に合う形まで小さくすれば、飯は途切れない。


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