休日の飯が一番めんどくさいなら、先に逃げ道を作れ。平日はなんとかなるのに、土日だけ食事が崩れる人は多い。会社の食堂、通勤途中の店、昼休みのコンビニ。平日には外側の仕組みがある。休日はそれが消える。

休日のしんどさは、時間があるのに動けないところにある。朝は遅く起きる。昼は何となく過ぎる。夕方に腹が減る。そこから買い物、献立、調理を考える。休むための日なのに、飯の準備だけは平日より自由度が高い。自由度が高いと、逆に決めるのが重い。

その結果、どか食いかズボラ飯に寄りやすい。昼を抜いて夕方にラーメンと菓子。夜にデリバリー。冷蔵庫の残りで適当に済ませる。これを責める必要はない。腹が減ってから考え始めると、人は早く食べられるものを選ぶ。そういう順番になっているだけだ。

休日の食事は、「その都度解決」だときつい。朝起きてから朝飯を考える。昼になって昼飯を考える。夜になって夜飯を考える。1日3回、何を食べるか決める。平日に仕事で疲れて、休日まで判断を増やす。これでは休まらない。

だから、休日はまとめて解決しろ。土日の食事を、細かく料理するのではなく、先に3食分の逃げ道として置く。冷凍ごはんを3食分。汁物を2回分。卵、納豆、冷凍おかず、カット野菜。これだけで「何もない」は消える。立派な献立でなくていい。食べる道があることが大事だ。

外に出る予定があるなら、食べる場所まで決めておけ。昼は外で定食、夜は家で軽くする。買い物に行くなら、帰宅後すぐ食べられるものを1つ入れる。休日の買い物で食材だけ買うと、帰ってから料理が始まる。疲れる。すぐ食べられる飯を一緒に買え。

金額も現実的に見る。休日2日で、デリバリーを2回使って1回1,800円なら3,600円。これが月4週で14,400円だ。全部やめなくていいが、週1回を家の500〜700円の食事に変えるだけで、月4,000円前後は浮く。休日の飯は、回数が少ないようで月に積み上がる。

おすすめの考え方は、休日を3枠で見ることだ。朝昼兼用の軽い飯、夕方にすぐ食べる飯、夜に足す飯。この3枠を先に置く。たとえば、朝昼兼用はごはんと卵。夕方は冷凍のおかず。夜は汁物と豆腐。これなら、腹が減ってから悩まない。

休日くらい料理を楽しむべきだ、という考えは捨てていい。楽しめる人はやればいい。しんどい人は、休むために食事を簡単にしろ。食事は休日を削るためにあるんじゃない。体を動かすためにある。

土日に飯が崩れるなら、気合いではなく配置の問題だ。起きたときに食べるものがある。外に出たときの行き先がある。帰ったら温めるものがある。この3つを置け。休日くらい、飯から解放されていい。